世界的に活躍や有名になりたい日本人選手にJリーグはメリットが少ない

メリットが少ない

Jリーグは、DAZNとの契約ならびに世界全土での配信スタートになり、少しずつ世界的な注目度が上がりつつあります。そして、DAZNの賞金効果によりクラブ側が選手獲得にお金をかけられるようになってきたため、2017年からは少しずつ世界的な大物選手も加入し始めていて、ゆくゆくはアジア最強リーグになれる可能性を秘めています。

しかし、世界的なスター選手が集結するような欧州強豪国のリーグと比べると、リーグのレベルの違いには大きな差があります。そして、Jリーグでトップレベルの選手になってしまうと、大概のプレーがうまくいってしまうため選手としてはそれ以上の技術の上達は見込めず、刺激もなくなってくるという問題が発生します。また、世界的に有名な選手になりたいという選手からすると、世界的な注目度はまだまだ低いJリーグでプレーしたところで、いつまで経っても有名な選手にはなれないというジレンマもうまれ始めます。

そんな中、プレーするメリットの少ない日本でプレーするよりも欧州強豪リーグでプレーするほうが自分の技術レベルの向上に良いため、選手の心はレベルの高い欧州リーグに向かうようになります。また、今のところ日本人しか見ていないようなJリーグと違い、毎試合を全世界合計数億人の人々が視聴している中でプレーした方がモチベーションが上がるという側面もあります。また、Jリーグでは諸事情によってトップ選手ですら2億円以上の年俸を得られない状態が長く続く一方で、海外ではもっと高い年俸を得られる可能性があることも、海外移籍があとを絶たない理由の一つとなっています。